2011年3月11日(金)、東北で大きな地震が起こった。関東でも茨城や千葉など特に太平洋側は大変そうだ。
今日から東京電力が定期的に停電をするとのことで、東日本は大きく混乱している。
私自身はお台場に住んでいて、近くのビルが火災にあったり、交流館に住んでいる留学生が
不安がっていたりして心配ではあったけど無事だった。
実家も群馬の南部で、ちょうど被害のかなり少ない地区であった。
一昨日、実家からの連絡で群馬に帰ってきた。まだ今地元の群馬にいる。
今回の震災で色々考えた。
当たり前のことが、当たり前でないこと、人が創り上げたものは大自然の力の前には無力だということが分かった瞬間だった。大きな地殻変動が起こったら、日本そのものが無くなってしまう危険性も
あるわけで、それはいつ起こるか分からない。
だが、何かが起こったときには、何かを見直すチャンスなわけで、日本人はそれぞれに、
自分たちを振り返る必要があるだろう。
我々に出来る最善のことはなんだろうか。
直接的に災害地を助けるためには、まずは節電、そして、募金らしい。
体制が整ってきたら、ボランティアに行ったり、献血をするのは意味のあることのようだ。
でも、それと同時に、私は、もっと日本の人々はもっともっと ”生きる” ということに貪欲に
なるべきだと思う。
今まで大変恵まれた環境にいたし、当たり前のように欲しい物は手に入った。なんとなくでも
生きられてしまう毎日。
でもそれらは、過去の人の、そして現在の人の多くの努力によって支えられていることだったのだ。
それを無自覚で生きられてしまうほど、錯覚してしまうほど、よく出来たシステムだったわけだ。
そうであることを求めてしまい、答えてしまう日本という国でもあったわけだ。
日本ってつくづく特殊な国だと思う。ほとんど単一民族でなり、国も他の国から離れている島国。
同じ民族がずっと同じ土地に暮らし続け、特殊な文化を形成し、他のものを取り入れるのは
柔軟。些か主体性に欠けるけど、変化には強い国民性かもしれない。
律儀な人が多くて、主張する人は少ない。
我々はこの特殊な環境で生きてきて、これからも特殊な環境で生き続けるのだ。
この未曾有の危機に世界の人々は手を差し伸べてくれているらしい。
ありがたいことだ。
とっても恵まれていたのに、王子様やお姫様のように、憂えていることをやめねばならぬ。
我々はもっと貪欲に生きなければならない。未来の為に。
と、私ももっと自分の足回り、自分の研究やプログラミングをしっかりしないといけないと思った。
自分の行なっていることそれぞれが未来につながることなので、
自分の努力次第で未来が変えられるかもしれないので。甘えを許しちゃいけない。
まだまだまだまだ甘い。ここまで多くの方が亡くなって苦しんでいる中、甘えてる場合じゃない。
自分の目の前のことを精一杯やることも、多分未来につながること、そう思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿